2009年10月07日
米国のブロガーは2000万人プロのブロガーが45万人!?
米国ウォールストリートジャーナル(WSJ)のビジネスコラム
(America's Newest Profession:アメリカの新しい職業/2009年04月)の記事を翻訳しながら読んでると・・・
アメリカのブロガーは全体で約2000万人、アフリエイトなどで何らかの収益を得ているのが約170万人だそうで、
そのうちブログを職業とする(ここでは*本職)人数が約45万人もいるという
*本職というだけあって安定した収入を得ているということ
The best studies we can find say we are a nation of over 20 million bloggers, with 1.7 million profiting from the work, and 452,000 of those using blogging as their primary source of income.
これには驚いた、日本のブロガーの地位は企業に軽視されている上、
日記や趣味を中心に拡大し、国内でブログで収入を得るといえばアフィリエイトが関の山・・・
ところが、海の向こうのアメリカではれっきとした職業として成り立っているという。。。
Comparing Job Numbers in America
Lawyers(弁護士) 555,770人
Bloggers(ブロガー) 452,000人
Computer Programmers(プログラマー) 394,710人
CEOs(経営者) 299,160人
Firefighters(消防士) 289,710人
Source: Bureau of Labor Statistics(pdf)
米国の労働局の職業別統計によると・・・
弁護士に次いでブロガーが存在感を増して押し迫っている
私の職業柄、気になるところがプログラマー、コンピューター王国アメリカのイメージもあり、
アメリカではなくてはならない人気の職業であるコンピュータープログラマーをも越えている。。。
そのうち若者が占める割合は3人に1人がブログをやっていて、
それで生活しているのは全体の2%ですが、一ヶ月に10万アクセスを稼ぎ、年間で約750万円も稼いでいるという・・・
One out of three young people reports blogging, but bloggers who do it for a living successfully are 2% of bloggers overall. It takes about 100,000 unique visitors a month to generate an income of $75,000 a year.
また・・・
その収入の範囲は$75 to $200(約750万~2000万円)を得ることが出来ているといい、
主な収益源は広告主から仕払われるそうである、彼らは無出勤で収入を得ている・・・
Bloggers can get $75 to $200 for a good post, and some even serve as "spokesbloggers" -- paid by advertisers to blog about products. As a job with zero commuting, blogging could be one of the most environmentally friendly jobs around -- but it can also be quite profitable. For sites at the top, the returns can be substantial.
さらに、プロのブロガーは企業に雇われる形で収入を得ていて、
一部のブロガーは2000万円を得ている例もあるようですが、大半は年収約450万~900万を得ているという、
ただし、彼らは週に50~60時間の労働をしているそうです(日本の法定労働時間は週40時間)
Pros who work for companies are typically paid $45,000 to $90,000 a year for their blogging. One percent make over $200,000. And they report long hours -- 50 to 60 hours a week.
企業に雇われたWriterは別として、『いくらアメリカでもありえんやろ!』というのが率直な感想
さて、前置きが長くなりましたが、なんで?こんなことを書いたかと言うと・・・2点
まず1点は・・・
昨晩(10/6)のWSJによると、米連邦取引委員会(FTC)によるブロガーの商品レビューの取締りを強化する
というニュースが飛び込んできたからで、
景気が後退する中、簡単に得れると勘違いした?(それとも必死?)失業者がプロを目指すブロガーへとなっていて、
そのモラルが問われているという・・・
なんでも、米連邦取引委員会(FTC)がガイドラインを決め、
ブロガーが得た収益や無料サンプル等の情報を開示することを義務付けたらしい。。。
(米国失業率は先週の発表では9.8%となっている・・・)
2点目は・・・
先の最後の文面に出した、企業に雇われる形のブロガーの出現が日本国内の新しい雇用に結びつくのではないか?
ということです、日本の失業率も'09年7~9月期は5.5%となる見通しで、失業者の一筋の光となるかもしれませんね~
・・・とこんなことを書くと無責任な発言をやめろ~とか土壌がないところにそんな希望はないやんヶ~
とか批判されそうですが
完全失業率5%を越える時代の中、フツーに就活しててもあきまへんで!
受け入れる基盤や土壌、箱なんか求めても失業率3%くらいの許容量しか国内の労働市場はありません、
自分が自信を持って出来ることと企業ニーズを理解して売り込んでいかないと未来は開けないと思う。。。
自身のある方は文章能力を身につけて企業広報とかのポストを狙ってみては
・・・まぁ~どこやらの独立行政法人とかに新しい資格にされないうちにやってみるこっちゃ
ほな
この記事へのコメント
世の中色々な職業があるとはいえ、ブロカーで生活できるとは驚きです。 それがアメリカらしいと言えばそれまでですが、本来地味な仕事である肉体労働やサービス業にももっと注目して欲しいですね。 |
Posted by ミモリー at 2009年10月07日 11:27
数年前わっちさんが仰っていたことは、こういうことだったんですね、 「いずれ、ブログが職業になる時が来る・・・」と事例を挙げてお話されていました、 正直、あの時は何が何だか全く分かりませんでしたが、 なんとなく分かってきました。 |
Posted by 姫路のM.Hです at 2009年10月07日 12:42
Posted by わっち at 2009年10月07日 14:22
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